ONE DAY WITH HANAMARU KIDSはなまるキッズの1日
9:00 |
活動の準備(ボランティア支援者)ボランティア支援者が、用具等の準備などを行います。また、当日参加される障害児者の方のプロフィールシートを確認します。参加者の実態を正確に把握し、誰が支援しても、楽しく、安全に活動出来るよう事前研修を行います。 1人の障害児者にボランティア支援者(一般・学生)2~3名がグループで担当し、活動を行います。
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10:00 |
参加者の集合障害児者の参加者は10時30分までに集合してください。
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10:30 |
はじまりの歌、体操はなまるキッズ "アダプテッド・スポーツ"教室のはじまりです。 教室のはじめに歌を歌いながら両手でタッチしたり、手をあげたりする活動をします。この活動は毎回の教室で行っています。参加者にこれから楽しいことがはじまることを歌や動きを通じて伝えます。
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10:40 |
スローベンチ椅子ラジオ体操障害児者全員が特製のベンチ椅子に座り、後方からボランティア支援者のサポートを受け、ゆっくりしたラジオ体操の曲にあわせて体操をします。
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10:45 |
活動開始!スクーターボード運動やトランポリン運動などを楽しみます。7月8月はプール運動、5月10月にはサップ運動などを行っています。
子どもの体力や当日の調子などによって活動が可能な時間が異なります。 そこで活動の休憩時に利用できるマットを敷き詰めた場所も確保しています。 ここは、休憩場所といして使用できるほか、子供たちが活動しやすいように工夫した楽器やおもちゃなども用意しています。 待ち時間にもこれらのものを活用して支援者と一緒に腕をしっかり動かす運動にも取り組んでいます。
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12:00 |
おわりの歌、体操楽しく活動した後は、歌にあわせて両手のタッチをしたり、手を上にあげたりする活動をします。おわりの歌で参加者にさよならを伝えて終わりを意識したりできるようにしています。
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ADAPTED SPORTSスポーツ種目・運動のご紹介
はまなるキッズでは、参加する子供たちに対し、「車椅子等から解放してダイナミックに運動する」「同じ姿勢を続けない」「寝たきりにしない」「主体的な活動の場を提供する」といったことを大切にしています。
本団体が実施している運動・スポーツ種目、指導方法、及び用具等は、全て独自に開発した"アダプテッド・スポーツ"です。
実際の教室では、ボランティア支援者のサポートにより、子供達は個々が可能な姿勢を保持する等、主体的に楽しみながら活動に参加できるような場の設定をしています。
また、子供の身体に直接触れて支援できる専門性の高いボランティア支援者の育成を図るため、定期的に毎月1回の運動・スポーツに係る事前勉強会を継続し、技術向上に努めています。
ここでは、経管栄養やたんの吸引などの医療的ケアを必要とする最重度障がい児者が、車椅子などから降りて、あぐら座位やベンチ椅子座位など、いろいろな姿勢で活動を行うアダプテッド・スポーツ事例を紹介します。
「すぐに使える!」アダプテッド・スポーツ事例として、特別支援教育関係者、および医療・福祉関係者など多くの方に役立ててください。
参考:障がいのある人のスポーツ指導教本(初級・中級)
2020年改訂カリキュラム対応(2023ぎょうせい)
スクーターボード運動
あぐら座位、膝立ち、立位など、必要に応じて支援を受けた姿勢を保持しながら指導者と共にスクーターボードに乗って走り回る運動です。
直進性や回転性の加速度やスピード感などから得られる前庭感覚刺激を受け止めたり、抗重力姿勢により身体の重みや向きを感じとったりすることができます。
コースには、ベニヤ板で作製したガタガタ道での振動、キラキラ光る電飾や玩具などで飾られた暗幕トンネル、鈴の入った発泡スチロール倒しなど、いろいろな仕掛けを設定します。
ほとんど反応がみられない最重度障がい児者が微笑んだり、笑い声を出したりするなど、快刺激を獲得しやすい楽しい運動です。
ガタガタ道
暗幕トンネル
発砲スチロール倒し
トランポリン運動
あぐら座位、仰臥位、立位など、必要に応じて支援を受けた姿勢を保持しながら指導者と共にトランポリンに乗り、指導者による強弱をつけた上下の揺れ、足踏みによる小刻みな揺れなどを楽しむ運動です。
ハンモック運動
健常者がキャンプなどで使用しているハンモックを使用した運動です。寝た姿勢で左右方向の1/4回転運動による揺れを経験します。ハンモックに包み込まれた安心感の中で、ゆっくりとした揺れや、少し激しい揺れなど、個々に応じて揺れ運動を受け止めることができる運動です。
可能な方はブランコに乗る姿勢で乗った前後方向の1/4回転運動による揺れを楽しめる方もいらっしゃいます。また、ハンモックを揺らす支援は容易なため、支援者にとっては指導の負担も軽減された運動です。
スタンドアップ・パドルボード運動(サップ)
ウォータースポーツのうち近年注目を集めるようになったスタンドアップ・パドルボード(SUP)に、障害児者と支援者が参加可能となるよう用具を開発した種目です。
具体的には、2台のサーフボードをリーシュコードで連結し、前方は支援者の牽引用、後方は障害児者が車椅子から降りて介助者から支援を受けたあぐら座位姿勢などで乗り水上を滑走します。
後方のサーフボードには自作したサイドフロートを取り付け転覆防止を図り、座面にはカヤックシートとジェルクッションを取り付け座位の安定と快適性の向上を図っています。
活動中は、水上での非日常の体験ができることはもちろん、水に触れようとしたり、バランスを取ろうとしたりするなど、主体的な動きもたくさん見られます。